バルサミコ酢について知っておくべきこと

バルサミコ酢は、グレープマストで作った深みのある、風味豊かなドレッシングです。この色の濃い、濃厚な酢はイタリアが原産ですが、今ではサラダに、パスタに、そして肉料理にと世界中で楽しまれています。クラシックな甘みと酸味の組み合わせで、どのような種類のお料理にもよく合います。他の酢と同様酸味がありますが、甘みというおまけまで付いています。様々なお料理に使えて美味しい、このユニークな調味料には豊かで輝かしい歴史があります。

Italian balsamic vinegar

バルサミコ酢の歴史

バルサミコ酢の歴史は、1046年にまで遡ると信じられています。この時、この酢の瓶が、フランコニアの皇帝エンリコ3世に贈り物として献上されています。当初は消毒剤として使用されていましたが、多くの人がバルサミコには病気を治す性質もあると信じていました。実際に、中世の時代には多くの人が喉の痛みから腹痛まであらゆる治療に使用していました。

バルサミコを愛するイタリア人

イタリア人は、およそ1,000年に渡ってバルサミコ酢を愛し続けてきました。以来イタリア人の食事の定番となっていますが、そのルーツはこの国のモデナ地方にあります。かつて高貴であったこのお酢は、エステ家の公爵に国王への贈答品として利用されました。その後、バルサミコ酢のコレクションが何世代にも渡って受け継がれ、しばしばそれは富と成功の象徴となりました。

製造プロセス

バルサミコ酢は、甘い品種の白いブドウの果汁をシロップ状になるまで煮詰めて作られます。ブドウは大きな金属製の大釜で、約50パーセントの水分が蒸発するまで火にかけられます。その残った濃厚な液体は「マスト」と呼ばれ、これを木製の樽に移されます。酸性化の過程を早めるために、年代のたったバルサミコ酢が加えられます。このバルサミコは、どのような特徴の風味が必要かによって、熟成プロセスの過程で異なる樽に移されます。この全体のプロセスは、完成までに最長12年かかることもあります。

How to use balsamic vinegar

バルサミコ酢の様々な用途

バルサミコ酢はコクのある、甘い液体で、複数のお料理にお使いいただけます。
サラダに: バルサミコ酢を数回振りかけるだけで、あらゆるサラダの風味を格別のものに変えます。バルサミコの甘酸っぱい風味は、新鮮なトマトとの相性が抜群ですが、同様にパルミジャーノやペコリーノなどのチーズともよく合います。

スープやソースに: トマトベースのスープやソースを作る際に、バルサミコ酢を少し加えることでお料理の味を引き立てます。バルサミコのコクのある素朴な味わいがトマトの甘みと完璧に調和します。このためイタリア人はこの二つの食材をよく組み合わせるのです。

煮込み料理: キャセロールやシチューを作るなら、お料理にちょっとコクのある甘みを加える調味料が欲しいと思うことも多いでしょう。料理の最後にバルサミコ酢を一振り、二振り加えると、煮込み料理に違った味わいを与えます。

甘いシロップとして: バルサミコ酢は現在、ますますデザートで使われるようになっています。チーズケーキやアイスクリームに美味しいトッピングをお探しなら、少量のバルサミコ酢と砂糖を沸騰させ、とろみが出るまで煮詰めます。お好みで、他のお味を足すこともできます。例えば、シナモンは相性が良いスパイスです。

肉のマリネに: 肉に今までと違った風味を加えたいなら、バルサミコ酢で数時間マリネしてください。グリルや、直火で調理する場合、牛肉とバルサミコ酢の相性は抜群です。

爽やかな飲み物: バルサミコ酢を果物のコーディアルと同じように使うことができます。グラスに少し注ぎ、ソーダ水を加えます。夏なら、イチゴのピューレを加えると、爽やかなドリンクとなります。

バルサミコは、イタリア発祥の最も用途の広い、最も愛されている美食の「創造物」。是非ご自宅にも常備していただきたい調味料です。早速EATALYにご来店になって、当店のバルサミコ酢各種をお試しください!