イタリアのクリスマス:食事と伝統

クリスマスの時期になると、イタリアはこの祝日に向けて活気づきます。都市や村々はみなキラキラと輝く光に溢れ、クリスマスで賑わいます。そして何より私たちが待ちわびている事ですが、この季節は美味しい食べ物や飲み物で溢れます。

イタリアで最大の祝祭日はクリスマスです。宗教的なもので家族が集う祝日でもあります。イタリアの有名なことわざとして、「ナタレ・コン・イ・トゥオイ・エ・パスクア・コン・チ・ブォイ」、または「家族と一緒にクリスマスを過ごし、誰でも好きな人とイースターを過ごす」というものがあります。親戚と共に過ごすクリスマスイブのディナーとクリスマスのランチには、伝統的なイタリアのクリスマス料理やイタリア人が一年中待ち望んでいる料理が登場します。

そうは言っても、「イタリア料理」などというものは存在しないことをお忘れなく!このシーズンでも、イタリアの20地域それぞれが、その土地の地形と容易に手に入る食材を活かした独自の料理の伝統を誇りにしています。ですから、アメリカのほとんどの家族の休日の食卓にハムやローストが並ぶのに対して、イタリアのクリスマスにはこれといった決まった料理はありません。1つだけ共通点を上げるとすれば、家族や友人と祝いの食卓を分かち合う喜びでしょう。

イタリア北部:

北イタリア料理はその地形の肥沃な土壌のために、伝統的にこってりとした身体の温まる料理が多くみられます。お隣のフランス、スイス、オーストリア、スロベニアの影響もあるでしょうし、アルプス山脈のそばに位置する事で、涼しい気候もその理由の1つでしょう。北イタリアでは、乾燥パスタの代わりに卵を使った生パスタを料理に使います。エキストラバージンオリーブオイルの代わりに、北部のレシピではバターが多く使われます。これは、北部の伝統的な祝祭日の料理にも言える事です。実際、お客様に愛されるようになった味わい深くおいしいパネットーネは、ロンバルディア州のもので、パンドーロはヴェネト州のものです。

…イタリア中部:

クチーナ・ポヴェラ」または「貧しい料理」で知られるイタリア中部の料理は、新鮮な農作物、古くなったパン、近隣に放牧される牛の肉など、安価ですぐに手に入る素朴な食材がその基本となっています。今でもこうした食材は、トスカーナやラツィオ州などの地域のよく知られた料理にそのまま見る事ができます。トーストしたパン(古いパンを使い切るのにぴったり!)と鶏レバーのパテで作られたクロスティーニ・ディ・フェガティーニは、トスカーナの祝日のみんなの大好物です。クリスマスの季節のローマでは、おそらくラザニアを堪能した後に、ラムのアッロ・スコッタディート(急いで食べて指を火傷するほど美味しい)のような肉料理を堪能することができるでしょう。

ブオーネ・フェステ!(素敵なクリスマスを!)