ピエモンテワインについて知っておくべきこと

ピエモンテのブドウ栽培の起源は、紀元前1500年頃の青銅器時代に遡りますが、地域のワイン造りの伝統の誕生と発展に最も貢献したのは、間違いなくローマの植民地化によるものです。

あとの役目は土地が担います。土地の形態学的な適合性と独特の環境条件が独特のワインを生み出し、この地域は世界的に非常に重要なワイン産地として認識されています。

Grape of Piedmont wine

ピエモンテでは、生産されるワインの80%が原産地指定です。DOCGは17種、DOCは42種類もあり、アルネイス、コルテーゼ、バルベラ、エルバルーチェ、モスカートビアンコなどといった歴史的なブドウから生まれます。

ネッビオーロから作られるバローロは、世界のワインシーンにおけるこの地域の重要性を物語っていますし、ランゲとロエロの全領域には、バルバレスコ、バルベラ、ドルチェットダルバ、アルネイス、ガヴィ、アルタランガスパークリングワインといった素晴らしい名称が連なります。

バローロ

「Vinum regum、rex vinorum」は、文字通り「王のワインにしてワインの王」を意味します。これは、何世紀にもわたり、イタリアおよび世界で最も有名な赤ワインの一つであるバローロを称える表現です。1966年に「DOC」、1980年には「DOCG」を取得し、今日では厳格な規制の下で生産されています。この名誉あるDOCGの呼称を得るには、100%ネッビオーロ種(最初の霧雨が到来する10月下旬にようやく熟す遅咲きの繊細なブドウで若干くすんだ色をしています)で生産される必要があります。また、バローロを名乗るには、ランゲにある11の地域のみで生産される必要があります。バローロは、バルバレスコ、ソアーヴェ、バルドリーノと同じようにワインと同じ名前と歴史を持つ小さな町で、デリケートなネッビオーロ種を栽培するのに最適な気候条件を有しているために、高品質のワインを産み出しています。

Barolo wine

バルバレスコ

バローロの弟であると共に、ピエモンテの素晴らしいワインの一つです。少なくとも2年間熟成させたうえ、さらに1年間オークまたは栗の樽での熟成が定められています。バルバレスコの生産面積はかなり限られており、面積はわずか690ヘクタールほどです。バルバレスコの原料となるネッビオーロが、ガーネットレッド色のワインに命を吹き込み、年月を経てそこにオレンジのニュアンスが加わります。フルーティーな香りや花のアロマが広がり、バリック熟成由来の、ココアやタバコといったニュアンスも感じさせます。

ガヴィ

このブドウの生産地は、リグーリアとの国境に近いアレッサンドリア近くにあります。いわゆるホワイトガヴィまたはコルテシディガヴィは、1974年にDOCを、1998年にDOCGを取得し、麦わら色の色合いに金色のニュアンス、グレープフルーツやパイナップル、ピーチ、アーモンドといった繊細で優しい香りの白ワインを生み出します。

バルベラ

バルベラは、ピエモンテのワインの伝統において最も代表的なブドウの一つです。バルベラからは、バルベラ・ダスティ、バルベラ・デル・モンフェッラート、バルベラ・ダルバ、ピエモンテ・バルベラ、コッリ・トルトネージなど、地域のワインの歴史を作った名門ワインが生まれています。それは土地の気候条件に適応しやすく、非常に抵抗力があるブドウの木です。バルベラ・ダルバDOCの生産には、85%から100%のバルベラ種が使用されます。高貴な香りと調和のとれたタンニンを含み、柔らかなワインに命を吹き込みます。バルベラ・ダスティとは異なり、更なる濃厚さが特徴です。

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