なぜフリウリのワインは特別なのでしょうか?

イタリア北東部のフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州では、山の頂から海岸沿いへと風景が優雅に広がっています。暖かい潮風、高地の涼しい夜、多様なミネラルに豊んだ土壌というこのユニークな自然環境が、ワイン作りに最適なテロワールを作り出します。この恵まれた環境から、面積は小さいながらもフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ではイタリアの白ワインの半分以上が生産され、さらに選り抜きの赤ワイン各種も注目を集め始めています。

土着品種と国際品種の両方を栽培し、伝統的な技術と最新のテクノロジーを組み合わせることで、純粋で香り豊かなワインを生産しています。フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州は、12を超えるDOCとDOCG認定のワイン地域を抱え、その中でもコッリオとコッリ・オリエンタリの2つが特に高い評価を得ています。この2つの地域は、スロベニアとの国境近くに位置しています。

温暖な気候により、ブドウを長い期間に渡ってゆっくりと成長させることができるので、糖度と酸度のバランスが取れたブドウが収穫されます。この地域の土壌は全体的に石灰岩、泥灰土、砂岩から構成されており、白ワインと赤ワインにミネラルの深みを加えています。たとえば、DOCカルソ地区のトリエステ湾を見下ろすブドウ畑では、むき出しの岩だらけの地面、赤土と水の少なさを活かして、独特の特徴を持つブドウを栽培しています。この国で最高級のワインを生み出すには、土壌の活かし方や厳しい気候条件を理解することのできる、優れた才能を誇るワインの作り手が必要なのです。

白ワイン

フリウリ=ヴェネツィア・ジュリアの白ワインは通常、繊細な香りと花のような風味をもち、爽やかな味わいを楽しめます。代表的な白ワインはフリウラーノ種(以前はトカイ・フリウラーノとして知られていました)で、軽くてさっぱりとした味わいのものから、リッチでコクのあるものまでさまざまなワインが作られています。実際、このブドウだけで、この地域のブドウ園の植え付けの約3分の1が占められています。またこの地域では、その他の地元品種であるマルヴァジア・イストリアーナ、リボッラ・ジャッラ、ヴェルドゥッツォに加えて、素晴らしい国際品種であるソーヴィニヨン、シャルドネ、ピノ・ビアンコ、人気のピノ・グリージオも良く知られています。

近年、この地域のワイナリーは、忘れられていた品種の栽培を再開しています。たとえば名高いピコリットは、1800年頃にはヨーロッパで最高の甘いワインのひとつとして有名だった白ワインで、ハプスブルク家や他の王室に愛好されていました。収穫量の少なさにも関わらず、ピコリットは見事な復活を遂げています。

こうしたワインは主に小規模のワイナリーとエステートで生産されて、世界中へと運ばれていきます。多くの醸造者が、自分たちが製造する白ワインはとても純粋な性質を持つので、オーク樽の中で熟成するにはふさわしくないと考えています。ただし例外も増えてきており、ブレンド、オーク樽での熟成、その他の工夫によって深みと複雑さを備えた白ワインも生まれています。

赤ワイン

フリウリワインの主役ではありませんが、この地域で醸造される赤ワインも優れたものです。伝統的に軽くてフルーティーで、熟成させずにすぐに味わう事のできるものがメインです。世界的にも有名なメルローは、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリアで最も広く栽培されている赤ブドウ品種ですが、土着品種も存在感を示しています。シャープな味わいのレフォスコから力強い風味のスキオペッティーノまで、最高の品種の多くは、ドロミテ山脈の麓にある、前述のDOC地区であるコッロ・オリエンターリで栽培されています。希少で風変りですが、フランコニアとタッツェレンゲ品種からは独特の風味を持つ赤ワインが作られ、さらに珍しいピニョーロもその仲間です。

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